恒川光太郎『夜市』

夜市

夜市

内容(「BOOK」データベースより)
大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。
   ――Amazonより

ホラー小説大賞……え、ホラー!?
という感じだったけど、良かったわ! すっげ好みの感じ。個人的には「夜市」より「風の古道」の方がいい。好き。
異界譚だからホラーに分類されたのかなぁ? でも感触としてはファンタジーに近い。異世界冒険活劇じゃなくて、古代神話系の。好きだーっ!