中毒症状発症につき、摂取中。

どうやらワタクシ、忙しかったり鬱々としている時の方が、本を読みたくなるらしい。やはり活字中毒は現実逃避の手段なのか。
そして、勢いがつくと止まらなくなるらしい。
篠田真由美センティメンタル・ブルー―蒼の四つの冒険 (講談社ノベルス)』再読
篠田真由美angels―天使たちの長い夜 (講談社ノベルス)』再読
読んだことのある本が読みたい。しっかり覚えてるのじゃなく、まるっきり忘れたのでもない本が読みたい、という微妙な心理状態で選んだ本。
建築探偵桜井京介シリーズ番外編。
探偵役と推理力を競うような読み方はしないし出来ないから、本格推理はさほど好きでもない――ということを、以前書いたような気がするけど、そういうのは微妙に覚えてる状態で二度目に読む時の方が面白いかもしれない。と、今回思った。
おや、こんなところに伏線が、とか。
連続で二回読みだと覚えていすぎてつまらなそうだし、完全に忘却の彼方だと伏線にも気付かないだろうし、だから微妙な覚え具合のものを。
Ave Maria (講談社ノベルス)』と『原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫)』も借りてきたさ。さすがに本編全部再読はしないけど。長いし重いし終わってないし。
この番外編って、本編から続けて刊行順に読むと、蒼は蒼で蒼の別名が薬師寺香澄な感じだけども、番外編だけ続けて読むと、薬師寺香澄の別名が蒼って感じになるのが面白い。
それにしても、やっぱりカズミくんてば天然タラシだわ。カゲリくんメロメロじゃない。香澄のために煙草やめるなんて、これはもう愛ね、愛(笑)