鉄鼠の檻・再読
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/01/05
- メディア: 新書
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シリーズの中では一番好きかも。なんといっても、雪山に極彩色の振り袖の娘なんて考えただけでぞっとする。バラバラ殺人とは別の意味で怖い。
印象に残る台詞を言っているのはやはり榎さん。
釈迦も弥勒も彼の下僕でしかない。彼とは誰か――
「僕だ」
探偵は神だそうだから当然の答えデスネ。素敵すぎます。京極は良く喋るぶん、一つ一つの言葉が印象に残らないのだろうと思う。
真冬の箱根で山中の宿に泊まってコレを読む、というのをいつかやってみたい。――というのを、もう何年も言っています(苦笑)