二泊三日スキースキー

毎年恒例、迎えに来てもらって送ってもらう至れり尽くせりコース。
一日目。最近気に入りの北志賀竜王。晴れ時々曇。そう、晴れ。楽しーっ!!
前々から気になっていた木落としコース、連れが行ってみるというので私も行ってみた。さすがに一人で行く勇気はないけど。なにしろ上級者専用コース。生半可なやつは行くなと相当脅してるからね、あそこ。
脅すだけのことはあった。
あれはもはや崖だよ。斜面じゃないよ。下手に転ぶとどこまで転がるか分からないよ。恐ろしいよ。
私くらいじゃもう全然連続ターン出来ないんだ。板が前に向くとものすごい加速するから。一回ずつ止まるくらいじゃないと無理。落ちる。連れと二人で「なんだこれーっ!」と大笑いしながら、スキーにあるまじき軌跡を残してズリズリ横滑りで降りてきました。
宿泊は渋温泉。昔ながらの湯治場っぽい感じで、ちょっと野沢温泉に似てる。無料で無人の温泉施設が9箇所あって、浴衣に下駄で湯巡りが出来るんだ。宿泊者専用でオートロックなんだ。楽しい。
風情ある町並みが素敵な感じでした。
二日目。渋温泉から移動。志賀高原一の瀬ファミリースキー場。
てか、志賀高原。全山共通リフト券とかありえないから! あれをひとまとまりにしちゃう神経が信じらんない。少なくとも四つくらいには分かれるだろう。
まあ、移動用のバスとか案内板とか充実してて、充実させられるのは全体で手を組んでるからなんだろうけど。お陰でリフト券は高いしコース案内図は見にくいし。いいけどさ。
この日は雪時々曇り。寒かった。
そこで事件勃発。
連れの一人がコース外に落ちたのだ。3メートル弱くらいかな? 林間コースで、ちょっとした崖みたいな大きな段差。コース外ゆえにもちろん圧雪なんかされておらず半分埋まって、うちらも下手に踏み出せば絶対埋まるから助けに行こうにも行けず、とにかく骨折とかはしてないみたいで自力で登れる大丈夫――とガタガタやってる最中に通りかかったパトロールが。なんて言ったと思う。
開口一番「どこ行っちゃってるんですか」ですよ。
たしかにね、もう少し先に行けば崖というより急斜面って感じでコース外に出られるところがあって、そこから相当数の馬鹿者共がコース外滑走を楽しみに行きやがりましたさ。そういうやつらに注意を促すパトロールなんだろうさ。コース外行こうとして失敗したように見えたんだろうさ。分かるけどさ! 埋まってるんだよ、言い方ってもんがあるだろう!?
「大丈夫ですか」から入って「そこコース外ですよ、分かってます?」とか来てくれればまだ許せるんだけど、もうほんっとむかついた。
上で見てるうちらも、大きな怪我がないらしいと分かったところで笑ったりもしてたから、タイミングが悪かったんだってのは分かってるけど。場所も悪かったしタイミングも悪かった。でもいま思い出してもむかつく。「落ちたんです」って言ったけど信じてなかったよねあれ。林間コースでコースを外れて林を突っ切るような馬鹿共にもむかつく。そんなのがいるからこんな誤解を受けるんだ。くそぅ。
三日目。
落ちた連れは埋まってた石だか木片だかに太ももを強打して戦線離脱。晴れ。
負傷者が出たからってやめない私は鬼ですか。でも本人が大丈夫だって言うんだもの……。
とにかく晴れ。ちょっと雲が出たりしたけどほぼ快晴。……ごめんなさい浮かれました(沈)
やっぱり晴れると爽快感が段違いだよね! 楽しかった! ああぁごめんなさいすみません。
とりあえず病院送りは出さずに帰着。全行程の十分の一ほどだけど、十年ちょっとぶりに高速教習ぶりに私が高速道路運転したけど、とにかく病院送りは出さずに帰着。お疲れ様でした。ありがとうございました。