ユナイテッド93

ことさら誰か一人にスポット当てるでもなく、淡々とした描き方が生々しい。
神に祈る乗客達と神に祈る犯人のシーンが連続で、ちょっとドキッとした。信仰って一体なんなのだろう。神の名は違っても祈る気持ちはどちらにもあるのに、どうしてこういう事になってしまうのだろう。
最期のとき、私には“愛してる”って伝えたい相手はいるだろうか――そんな事を考えた。