J・K・ローリング『ハリー・ポッターと死の秘宝』上下
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
- 作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: ハードカバー
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スネイプ先生が裏切ってないのは予想通りだったけども、最後まで生き残って誤解も解けてみんな仲良しなんて結末が望めないのも分かってたけども、この終わり方は予想外です先生ーっ!! こんな理由で! こんなあっさり! いやシリウスだってあっさりだったけどもっ! あああ……スネイプ先生の一途さに眩暈がするよ……僕を見てくれって……先生……(泣)
ダンブルドアってば、セブルスに対してあんまりひどいよこの仕打ち! 結局セブルスは本当に守って欲しかった人を守りきって貰えなかったのに。さんざん便利に使われて、あげくハリーが死なない事を知らないまま死んじゃったんじゃないか! 確証がなかったとかそこまでハリーに知らせるわけにはいかなかったとかいろいろあるのはわかるけど、でも! うわぁぁ〜んっ(泣)
それにしても校長室の肖像画ってどうなってるんだ。記憶も意識もはっきりしてて、死後の事に関しても生きてる人ときちんとした会話が出来るって、なんか許しがたいんですけど。死んだ意味あるの?
スネイプ校長の絵は飾られるのかな。ひとっ言も喋らずにむすっとしてそうだけど。気になる。
決戦が派手で、映画が楽しみ。
マクゴガナル先生がかっこいい。「俗な言い方をすれば、ずからりました」って、ずらかりましたってせんせえ!(笑)
ロンのへたれっぷりがいいね。人間らしくて。ハーマイオニーの正論ガチガチいい子ちゃんはあんまり好きくない。自分に対しても正論を通すってのは、とっても凄いことだけど。実際こんな状況でロンみたいなのが傍にいたら、イライラすること間違いなしだけど。実はハリーもあんまり好きくないけど。
名付け親って、名前を付けるとは限らないんだね!
ネビルかっこいい〜v
レギュラスかっこいい〜v
クリーチャーかわいい〜v
ギャー、フレッドーっ! ルーピン先生ーっ!
しかしまあ、シリーズ全体の前半と後半のこの温度差! あの人が復活してから、坂を転がり落ちるように事態が悪くなっていく様ときたら……容赦ないねぇ。
でもなぜだか、行間でバタバタ人が死んでる感は薄いんだよね。緊迫感に欠けるというか。や、死んでる人は多いんだけど、なんとなく。結局のところハリーとあの人の話だからかな。
全巻読み返してみたい気もするけど、そこまでハマってはいない。冗長で面倒。
どうもどっぷりのめりこめないのは、話のせいなのか訳のせいなのか年のせいなのか(笑)
とりあえずフラーの喋り方には異を唱えたい。外国語なまりを表現するにも、もう少しやりようがあるんじゃないのか。読みにくいよ。
でも、大風呂敷をきっちり畳んでみせる手腕には感服。面白かったです!