小川一水『時砂の王』

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)

西暦248年、不気味な物の怪に襲われた耶馬台国の女王・卑弥呼を救った“使いの王”は、彼女の想像を絶する物語を語る。2300年後の未来において、謎の増殖型戦闘機械群により地球は壊滅、さらに人類の完全殱滅を狙う機械群を追って、彼ら人型人工知性体たちは絶望的な時間遡行戦を開始した。そして3世紀の耶馬台国こそが、全人類史の存亡を懸けた最終防衛線であると―。期待の作家が満を持して挑む、初の時間SF長篇。   ――セブンアンドワイより

……なんか、ハッピーエンドじゃないし。かといって悲劇的でもないし。
面白くなかったわけじゃないけど……うーん…………せわしない?

最後のオメガ帰還のシーンはいらなかったかも。それじゃあオーヴィルが救われないって事かもしれないけど、オメガはオーヴィルじゃないし、サヨはミヨでもサヤカでもない。無理な付け足しだなーって印象だった。残念。