上遠野浩平『ジンクス・ショップへようこそ ブギーポップ・スタッカート』

運命と断音符の話。
目下のところ、一番の興味の対象は彼女が“彼”のことを知っているのかどうか。
知らないことにはなってるけど、知ってて身体を貸してるのだといいと思う。諦めでも正義感でも何でもいいから。じゃないとちょっとあんまりだろう。補習をサボったりなんだり、受験勉強もまともに出来ない、その理由を知らないというのは。