菊地秀行 吸血鬼ハンターDシリーズ

D‐邪神砦―吸血鬼ハンター〈13〉 (ソノラマ文庫)
D-妖兵街道 (ソノラマ文庫―吸血鬼ハンター (994))
D-魔戦抄―吸血鬼ハンター〈15〉 (ソノラマ文庫)
D‐血闘譜―吸血鬼ハンター〈16〉 (ソノラマ文庫)
おお、ちょっと雰囲気戻ったじゃないか――と思いきや、なんだかいつのまにか路線が違うカモ。
左手、喋りすぎ。
一見も二見も冷たいんだけど、実は人助けが趣味なんじゃないかというくらい、いざって時には変に優しいDが良いのに。いざって時に左手がペラペラ喋ってぶち壊しにしてくれる。コントじゃないんだから、見た目に似合わぬ嗄れ声は黙ってろー!
……とか言って、左手お気に入りなんだけどv
そしてあの御方が出張りすぎ。『D-血闘譜』ではもう、彼の威信は地に落ちた感がある。もっと大きな御方だと思っていたのに。
こういう、連続性のないシリーズを長く続けるのって難しいんだろうなぁとは思う。特に無敵のヒーローを設定しちゃうと、敵には苦労するんだろう。