三日で九冊読了〜♪

菊地秀行の「吸血鬼ハンターD」シリーズ。三時間くらいあれば一冊読めるシリーズとはいえ……(苦笑)
ええ、楽しいです。シリーズ山積みにして、どっぷり浸かる至福を堪能しております。まだまだあるのよ! 幸せ〜♪
前回読んでから十年の歳月が流れたらしいのですが、思い出しました。何度か読もうかなって時期があったけど、どこまで読んだか分からなくて面倒になってやめたのです。それで十年も経ってしまったのだ。
 
D―蒼白き堕天使〈1〉 (ソノラマ文庫―吸血鬼ハンターシリーズ)』全四巻
これが前回読んだ最後の作品。そういえば、ここまでのシリーズで一番好きだったなぁとか思って再読。あっちもこっちも切なくて良い。ラスト数ページにやられた感があります。
 
D‐双影の騎士〈1〉―吸血鬼ハンター〈10〉 (ソノラマ文庫)』全二巻
左肩だったはずの怪我が右肩になってたり、藍色だったはずの髪が黒くなってたり、施設を壊したのがDからあの御方(推定)になってたり、前に書いたこと忘れてるんじゃないかというアレコレには、何か深い意味があるんだろうか。あの辺なんかは、単に誤植かもしれないけど。
纏め方が少々力技なのはいつもの事として、にせDには参った。かわいいじゃないか!(笑)
腹を抱えて爆笑するDなんて、ちらっと想像するだけでこっちが爆笑だ。
左手とヒロインの会話も笑えた。シリーズ中で、一番笑える作品かもしれない。
 
D‐ダーク・ロード(1)―吸血鬼ハンター〈11〉 (ソノラマ文庫)』全三巻
菊地秀行氏の描く“強い人間”て好きだ。戦闘能力云々ではなく、たくましく生きる女性とか、信念を貫く男性とか。シンプルでストレートな書き方がいい。
しかしあれだな、巻を重ねるごとに左手の口数が多くなってる気がする。Dの出生の秘密より、左手との出会いの方が気になります。