「探偵ガリレオ」「予知夢」東野圭吾
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。
――「探偵ガリレオ」裏表紙より
そこそこ面白かった。短編連作のせいか、やや物足らず。
物語としての面白みというのは、やはり長い方が出しやすいのでしょう。短編の面白さは、物語としての面白みとは別のところにあるのです。そういう意味ではちゃんと面白い作品かもしれません。しかし。
ワタクシ基本はキャラ萌えです。次にストーリーとシチュエーション。登場人物が魅力的ならありきたりな話でも結構楽しいし、その上ストーリーが面白ければトリックの整合性など意に介しません。故に、やや物足らず。
キャラ設定は悪くないんだけど、重点がトリックなのでね。そのうえ短編なので、重点であるトリックの占める割合が大きすぎて、キャラの魅力もそこそこ、ということになってしまいました。
このシリーズ、次は長編らしいのでちょっと期待。