狂骨の夢・再読

狂骨の夢 (講談社ノベルス)

狂骨の夢 (講談社ノベルス)

骨になる夢。蘇る死者。もう一つの過去。集団自決。骨を探す神人。不気味な夢――。
一見無関係ないいくつものエピソードが、最後に怒濤の勢いで収束していくのが快感なのです。
そういえば本格的に榎さんのファンになったのってコレだったなぁと思い出したり。
「こう思ってくれていいぞ――僕も神だ」
この台詞が大好きなんです〜v
でも、憧れの人――友達になりたいとかじゃなく、自分がこうなりたいという意味で――は、伊佐間さんかも。
あの飄々として何考えてるのか分からない感じもよいし、仕事してるんだかしてないんだか分からないような仕事で、暇がたっぷりあって多趣味っていう生活もいいし、個性的な友人達との距離感もいい。ステキ。