小池真理子『墓地を見おろす家』
- 作者: 小池真理子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1993/12/01
- メディア: 文庫
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特に中盤までがリアルに怖い。こういうのって、気のせいかもしれないとか、何か現実的な原因が他にあるのかもしれないとか思ってる辺りが身に迫って怖い感じがする。
しかし何が一番怖いって、救いがない! 全然ないよ救いが!?
“やつら"が本格的に強硬手段に出てからは、荒唐無稽感が際立って身に迫って怖い感じはだいぶ薄れるので、読者としてはまだ救われるけど。“やつら"が何者なのか、何が目的なのかサッパリ分からないし。分からないから怖いというのもあるだろうケド……読者を怖がらせるためだけの仕掛けは、怖いけど怖くないんだよ(矛盾)
しかしこのラストは……救われようよ。頼むよ(涙)
でも実は、前に読んだ事あったんだ(またか)