グランディア3

グランディアIII

グランディアIII

なんとなくで適当に選んだのだが、大成功
むちゃくちゃ楽しいんですけどコレ。きっぷのいい姐さんな主人公の母親ミランダとか、ちょっとマヌケだけど頼りになる海の男アロンソとか、アダルト組がステキだ。賭博場の女主人ビアンカですら、典型的な悪女っぷりがとてもイイ。
でもアダルト組とは別れちゃったんだよね、親離れで
感動的な別れと旅立ちのシーンをみながら、装備品は返してもらえるのかしらなんて考えてた私は鬼(笑)
とまあ、主要登場人物たちもいいのだが、なんとも楽しいのが序盤で到着する港町の住人達。メンディ――って言ったかな。
果物屋のおばあちゃんは絶対変なもの売りつけようとするくせになにも売ってくれないし、営業マンの男性は爽やかに怪しい品物売り歩いてるし、いつも呑んだくれてる酒屋のオヤジは時々真面目に仕事してるし、少年探偵オットーくんは事件解決に協力するとアイテムをくれる。
本編がちょっと進むと言う事が変わるから、ついつい街中をぐるぐる歩き回ってしまって本編がなかなか進まない。本編にまったく関係ない部分がここまで細かいのって初めてかもしれないよ。
あちこちでドラマが繰り広げられてるし!!
「鯨の歌が俺を呼んでる……すまない、ニーナ」などと海に向かって呟いていた海の男ジェリィ、次に会ったときはニーナに別れを告げて詰め寄られていた。どうなったのかな〜と次に見に行くと、今度はニーナが海に向かって「ああ、ジェリィ……」などと呟いていた。
他にも、橋の上で大喧嘩を繰り広げていた男女が、結局別れて落ち込んで、今はまたヨリを戻すのかも――って感じになっていたり。さあどうなるのか楽しみだ。
魚屋の兄ちゃんはいきなり予言に目覚めるし、それを隣の店の少年が煽って乗せて楽しんでるし、看板屋のオジサンがいま作っているのはきっとビアンカの看板だ!
ああもう、話は進まないが大変に楽しい。