さくらももこ『ももこの宝石物語』

ももこの宝石物語 (集英社文庫)

内容（「BOOK」データベースより）
地球の青の色をした珍しい宝石、パライバ・トルマリンとの出会いがももこさんを変えた!スリランカへの買い付けの旅、インドの宝石の街、ジャイプールでのマハラジャ訪問、父ヒロシが昔、母にプレゼントした真珠の指輪の思い出など、宝石の世界で繰り広げられる、桃印爆笑エッセイ。18種類の宝石ガイド付きカラー口絵と、巻末Q&Aがついた豪華版。
　　　――Amazonより

気に入って買ったボルダー・オパール、欲に目が眩んで手放した事をすごく後悔したのを思い出しました。
後悔と言うのは先にたたず、そして後を引くものです。
いまだに思い出すたび馬鹿なことをしたと思う。ボルダー・オパールなんて、二つと同じものはないのに。似た物だってまずないのに。
初めてパライバ・トルマリンを目にしたときのショーゲキも思い出しました。あんまり鮮やか過ぎて胸苦しいので、さほど手に入れたいとは思わなかったのです。好きな色なのに。
初めてタンザナイトを見たときの動揺も思い出しました。青とも紫ともつかない、青紫と言ってしまうには赤みが強くて、でも紫でも赤紫でもない――なんて複雑微妙な色合いなのだろうと思ったものです。
タンザナイトは、小さくて安いのを二個買ってピアスにしました。なくしたと思っていたら出て来たということが三回くらいあって、そういう巡り合わせなんだなぁとしみじみ思った事があります。
宝石との出会いは縁――と書いているけれども、本当にそうだと思います。ああ、ボルダー・オパール……（涙）
いつまでも尾を引く後悔にケリをつけるために、改めて気に入るのを探してみようかなぁ。ムズカシイだろうけど。

それではみなさま、良いお年を！

追記

『幕末機関説 いろはにほへと』第一話〜第十三話、一月十二日まで一挙公開！　だそうです。→　http://www.gyao.jp/anime/iroha/
以前チラッと触れたけど、ハマッてます。とかいいつつ、何度か見逃したのでこれは嬉しい！
殺陣がカッコイイんですよ〜。この前は、上段から振り下ろされた剣を受けて流した動きと、鋼の擦れる音と火花にゾクッとしてしまいましたわｖ
ヒロインが趣味じゃないのが難ですが……興味があったらこの機会に是非〜。