吉岡幸雄『和みの百色―日本の四季を彩る』

和みの百色―日本の四季を彩る

和みの百色―日本の四季を彩る

伝統色と染織史の研究者で、植物染を主に行う工房の主人でもある方の著書。
日本の色名とか、襲の色目とか、好き。
なので、この手の本はたまに読みますが、これは良かった。
和歌や川柳などがうまく引用されていて、由来や歴史がしつこくない程度に語られて、なにより染色の技法に言及しているのがいい。
もっとも、覚える気はまるでないので、身になるかどうかはともかく(笑)