民宿って面白いのコト

このたびのスキー旅行で泊まった宿は、ホテルという名を冠していながらどうみても民宿でした。(とはいっても、民宿とホテルと旅館の定義など知らないのだけれども)
民宿っていうのは、経営者の趣味主義主張がダイレクトに出る(ものだと思う)ので、あちこち泊まると結構面白いものです。
手製の可愛いメニューが置いてあったり、かわいいテーブルクロスがかけてあったり、好きでやってるんだなぁと思うところがあるかと思えば。
食堂の隅に梅酒を漬けた瓶が置いてあったり、薄暗い廊下の隅の本棚に古い漫画が並んでたり、それでいて食事が凄く美味しかったりするところもあって。
今回のところは、手を広げすぎて手が回らなくなったような印象がありましたが、結構楽しませてもらいました。
テレビが壊れていたのは昨日書きましたが、そのテレビが凄くて。電源はつまみを押して消し引いてつけるタイプで、チャンネルは回して合わせるダイアルタイプ。しかもUHFとVHF、二つのチャンネルが付いている、という……いつのだよ! みたいな(笑)
得意料理を持ち寄った寄り合いメニューのような夕食も楽しかったですねぇ。おでんと鯖の味噌煮とトマトソースのハンバーグって、味はまあ悪くはなかったけど、あんまりない組み合わせですよね。
あと、階段踊り場の壁の一部が展示ケースになっていたのだけど、熊などの剥製と一緒に幼稚園生の工作らしきものが飾ってあったのに笑みを誘われましたわ。結構前からあったようなので今何歳かは分からないけれども、たぶんお子さんの作品なのね。微笑ましい(というかなんというか)。
随所にどこかから貰って来たようなロッカーや下駄箱が置いてあるのもある意味楽しい(といえなくもない)。
とまあ、そんなようなところでした。
ホテルや旅館で優雅に過ごすのもいいけど、民宿を泊まり歩くのも案外楽しいというお話でした。