「ひまわりの祝祭」藤原伊織

ひまわりの祝祭 (講談社文庫)

ひまわりの祝祭 (講談社文庫)

自殺した妻は妊娠を隠していた。何年か経ち彼女とそっくりな女とであった秋山だが、突然まわりが騒々しくなる。ヤクザ、闇の大物、昔の会社のスポンサー筋などの影がちらつく中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づくが……。
           ――裏表紙より

やっぱりおじさんがカッコイイ♪ 今回はちょっと若めのおじさんで、しかも一人称が「僕」だったからあんまりおじさんがって気はしないけど。
アウトローなおじさんがかっこいいのはハードボイルドの基本でしょうが、この方の話は少々ミステリ寄り。ちょうど真ん中くらいの印象です。もうちょっとミステリ寄りでも面白いのが書けそうなんですけどね。
そうしてくれないかなぁというのは、ハードボイルドっていうジャンルにはあまり惹かれないワタクシの個人的な意見。