市原市高滝ダム市民花火大会

ashiho2005-08-15

電車に乗ってトコトコトコトコ花火を見に行って参りました。考えてみれば、いまの仕事を始めてから花火大会というものとは縁遠くなっていたのです。実家の近くでも開催されるので、それまではほぼ毎年遠くからではあったけど見ていたのに、それは大概土曜日で、土曜日はお仕事なのでした。
小湊鉄道の何がすごいって、まず二両しかない。帰りの電車は花火大会のための臨時ということで四両編成でしたが、駅によってはホームが足りないために後ろ二両が開かないのです。
そしてどうやら昼間は冷房が入ってない。
窓が開いていて風が入ってきます。景色はとことん田舎です。草いきれというのでしょうか、なにやら夏の匂いがいたします。時折警笛を鳴らすのは、どうやら遮断機のない踏切にさしかかるためのようです。いやはや。
しかしなにより駅が良い。木造の平屋の瓦屋根だったりして、風情があるというか郷愁を誘うというかなんというか、とても好み。
開催地の傍の高滝神社も、とても素敵なところでした。大人二人で抱えられるかどうかというような、大きな杉の木がドンドンドン、とあって、程良く古びた屋根とか山をえぐったような崖とか苔の生えた狛犬とかもすごく好き。そもそも神社とか寺とか遺跡とか好きなんだけれども。
暗くなってくると、屋台のオレンジの照明がこれまた郷愁を誘います。子供の頃は夏祭りもよく行ったけれども、この頃はそんな機会もなかなかなくて。
しかし屋台の種類はずいぶん変わったようでした。
金魚すくいもヨーヨー釣りも、キャラクターのお面も見かけなかったし、食べ物の種類がずいぶん増えて、オモチャの類がいろいろあったです。
――金魚すくいは定番だったはずなんだけどなぁ。飼えないんだから止めなさいと散々とめられた覚えがあるのに。私達が見なかっただけなんだろうか。端から端まで見て回ったわけでもないし、そうなのかもしれないけど。
花火はやはり良かったです。協賛(?)の企業名個人名を延々読み上げるのにはまいったけれども、個人から個人へのプレゼントは微笑ましかった。四十五年の結婚祝いに旦那様から奥様へ、とか。
最大でも八号玉ということで、少々物足りないと言えないこともなかったけど……でもやっぱり良かったです。
養老渓谷の花火大会にも一度行ってみたいと思っている。谷間だから音が反響して物凄いことになるらしい。