なんだって一泊なのにこんな大荷物――と毎回思う。

ウェアもスキーもセットで借りられるパックツアーでも、借りる手間が面倒なので結局毎回全部持っていく。合わないブーツで滑るのは辛いし、ブーツを持っていくなら全部持っていくのもたいして変わらないというのもあるが。
三連休の中日だったか、恐ろしい光景に遭遇したことがある。
レンタルカウンターに長蛇の列。
少ししてから、レンタル品切れの放送。
同行者全員持ってる人で良かったとつくづく思った。スキーに行って滑れないっなに。温泉地観光地ならともかく、他にやることなんにもないよ。
スキー客というのはスキーしに行ってるわけで、今回の宿はその点スキー客以外の事をまるで考えてない感じが笑えた。ゲレンデサイドのホテルだからいいっちゃいいんだけど、普通朝の八時半から「チェックアウトは十時です。ロッカーの鍵は部屋の鍵と一緒に返して下さい」なんてな館内放送、二度も三度もやるか?
しゃべり口がまたぱきぱきはきはきした感じでおかしさを助長。連れと二人で「これさぁ、“リフト動いてるぞ、とっとと出てけ”って言ってるよね〜」って大笑い。
初日は初日で、夕食準備が整いましたの放送が「ほらナイターやってるぞ早くしろ(意訳)」だったし、八時過ぎから「展望風呂は十時までです。お早めにごゆっくり」だったし、朝食は予定時刻よりちょっと早めで「出来ちゃったんだから早く来い(意訳)」だったし、なんか随所に「こっちははやく終わらせたいんだ、とっとと行動しろ」感が垣間見えてもう。爆笑。
これが悪天候だったら笑ってられなかった気もするけど、二日ともそれはもういい天気で! いい天気でもう! 勝ったぜ!(←何に)
前回ちょっと心残りだった爆竜麺も食べたし、温泉も入った。そんな北志賀竜王一泊スキーでした。